宮崎の大学生杉本恭佑

寂しがり屋で宮崎のことを好きな大学生が思った事をたまに書く。方向性とかそういうのはない。

SUGI FES 2015を終えて

※最初の4行ぐらいが内容です。後半はそれをだらだら書き連ねただけなので暇な方だけ気が向いたら読んで下さい。
先週僕は24歳になりました。沢山のお祝いの言葉をいただきありがとうございました。こんなに幸せなことはないです。SUGI FESという自分の誕生日を自分で企画するというイベントをやったのですが、無事大大大大大成功でした。これまでの杉本に関わってくれた全ての人に感謝します。
これからも何卒よろしくお願いします\(^o^)/!!!



SUGI FESを、自分の誕生日会をやろうと考えていたのはずっと前からです。僕は1年に一度ヒーローになれる日である誕生日に誰かに祝ってもらえない事がとても嫌でした。昨年は祝ってもらいたいと思い、宮崎大学フリーハグを行い、200人とハグをしました。色んな人が来てくれて自分の人生で一番幸せな誕生日でした。今年、誕生日を迎えるにあたり僕はそれを越えなければいけないと勝手に目標を決めていました。昨年を越える誕生日にするためには何をしたらいいんだろう…そうだ!自分で誕生日会をしよう!
しかし、どういった内容でやるのか、何人でやるのか、そもそも人は集まるのか…等々考えていたら中々やると言いだせない自分がいました。その中で、僕が普段中々一歩を踏み出す学生が少ないな…と思っていることを思い出しました。こういうことを言っているから踏み出せないんだ。まず、自分が体現して後輩に見せてあげないと。「やればできる」ってことを。




そして誕生日から二週間前。何も決まってないのに誕生日会をやることだけをリリース。参加者が集まらなかったらどうしよう…という気持ちで本当に不安でした。最悪4人ぐらいだったら居酒屋に行って楽しく飲もう〜と思っていました。
リリースした日、10人の方から参加希望を頂きました。
その次の日、20人の方から参加希望を頂きました。
その数日後、参加者は30人を超えていました。
毎日誰かから参加表明や連絡を頂くようになりました。




喜びの連鎖は止まりません。まずリリースの日、「当日行けません!!だけどお祝いしたいです!!」という凄い勢いのメッセージが届きました。予定が合い、2日後にその後輩と会い、二週間前にも関わらずプレゼントをくれお祝いしてくれました。自分から誕生日だと告知しなければこの会は実現しなかったでしょう。




会場を決めたいと思い、facebookに投稿しました。この条件に合う場所ないですか?と。
色んな方からコメントを頂きました。そして僕が一番好きな居酒屋の店長さんからコメントをいただきました。「うちがやってるライブハウス使っていいよ。条件あうよ!」その日のうちに会場を視察に行き会場が決まりました。話をしていく中で、協賛をいただくことも決まりました。誕生日会に協賛をいただけるという事態が起きました。





誰かスタッフやってくれませんか?5人の子がすぐ返信をくれました。

パフォーマンスをしてくれる人いませんか?
友人のバルーンパフォーマーが一番に声を上げてくれました。仲がよくていつもカラオケに行く後輩に歌ってほしいと伝えたらすぐOKしてくれました。Land cellという僕が知らなかったパフォーマーグループから出演させてほしいという依頼を受けました。

誕生日にまつわる記事を毎日あげているメディアから取材の依頼が来ました。

漁業関係の方からマグロを安く譲ってもらうことが決まりました。

県外にでた友人がこれのために帰ってくることが決まりました。

参加者の子がケーキを作ってくれることが決まりました。

ウェルカムボードを作ってくれることが決まりました。





大好きな友達が、誕生日に向けてダンスを練習しようと言ってくれました。みんな仕事がある中、僕の誕生日会のために夜遅くまでダンスを練習してくれました。その日々は毎日幸せでした。土日を潰して撮影をしてくれました。毎日幸せでした。

会う人会う人、今度誕生日なんだって?おめでとう!
と沢山の人が祝ってくれました。





誕生日会をやるにあたり、いくつかテーマがありました。
・「やればできる」の体現
・日頃杉本に関わってくれる人達が楽しんでくれる会「感謝を伝える会」
・杉本にとって特別な日なのは当たり前「参加した人達にとって特別な日」であること
・楽しいと思って参加する人達の予想を超えること。「想像を超えた会」
・「参加者全員で創る会」
・「杉本恭佑を知ってもらう会」

それぞれのテーマにそれぞれ想いがあります。最初なかったけれど、やっていく中で決まったテーマもあります。







毎日毎日毎日毎日幸せでした。誕生日会をやると言った事で、誕生日は1日の出来事ではなく2週間を越える出来事になりました。

ダンスのメンバーと夜遅くまで練習して帰る時は、いつも「申し訳ない…」という気持ちがありました。みんな仕事があるのにこんな時間まで。けれども、その言葉を飲み込んで「ありがとう」を伝える事しかできませんでした。
一週間前からは毎日泣きそうでした。こんなに沢山の人達が自分のために関わってくれていることが嬉しくて。自分なんかの周りにこんなに人がいることに驚いて。色んな、正の感情も、負の感情も毎日頭の中をグルグルしていました。泣きそうでした。






成功することは分かっていました。根拠はないですがなんとなく。それでも、もちろん不安でした。みんなの期待を超えないといけない。






前日、ダンスメンバーと会場で最終打ち合わせをしている中で誕生日の瞬間を迎えました。思えば昨年はバイトをしながら誕生日を迎えました。23歳の最後も、24歳の最初も幸せなスタートでした。





当日。
朝からマグロを受け取りに油津まで。ここで嬉しい誤算。マグロがでかい。
10kgぐらい〜と聞いていて受け取りに行って目の前に現れたマグロは23kgでした。
マグロを搬送し、会場で準備を進めました。
時間はあっという間に過ぎて参加者が集まってきました。みんなドタキャンとかだったらどうしよう…と思っていたのは杞憂に終わり、時間を守らないことで有名な宮崎人のほとんどが開演時間に集まりました。





開演の段階で40人集まっていました。
オープニングイベントが始まります。今回のテーマソングである星野源の「SUN」を使ったオリジナルの動画が流れます。僕が宮崎市内から会場まで歩いて行くという内容。僕は途中から会場に入ります。緊張が止まりませんでした。ただ、会場の外まで聴こえてくる歓声を聞き緊張は気持ちの高ぶりへ変わって行きました。会場に入った僕を出迎えてくれた僕を大好きな人達。ステージに上がった僕と、毎日練習したメンバーでダンスを披露。僕が用意したクラッカーでおめでとうを言い、会は最高のスタートを切りました。サプライズで用意してくれていた寄書きの旗がとても嬉しかったです。バズーカのクラッカーも最高でした。



最初のコンテンツ。
マグロの解体ショー。誕生日にマグロの解体ショーした人ってどれだけいるんだろうか。笑
海援隊の店長カズさんのパフォーマンスで会場は大盛り上がり。
後に活け造りにしていただきました。めっちゃ美味しかった。



少し時間をあけて次のコンテンツ。
パフォーマーズタイム。
最初はLand cell。クオリティが高く、何より楽しそうなそのパフォーマンスは会場を自分たちの空間へ連れて行きました。観客もノリがいいので最高の空気が出来上がりました。本当に出演してくれたことに感謝しています。
次にSUGISIS。杉本のシスターらしい。笑
2人の唄はいつものように最高で、この唄が自分に向けられていると思うともうニヤニヤが止まらなかった。愛を込めて花束を。愛を込めて歌ってくれた2人が歌い終わった後に花束をくれたときはその日一番泣きそうだった。
最後はたいぴー。ちょっとしたバルーンパフォーマンスはみたことがあったけど、ステージ上でのたいぴーをみるのは初めてだった。下ネタまじりのパフォーマンスで観客と近くなったたいぴー。最後に歓声があがるほどの技でパフォーマンスを絞めた。相変わらずすげーって再確認。



次は誕生日プレゼント。
僕からの誕生日プレゼントを抽選でプレゼントしました。
協賛で海援隊からいただいた食事券10000円分等豪華賞品で会場は超盛り上がり。



この後、ケーキがでます。
2人が手作りでケーキを作ってくれました。
1人は参加者全員が食べられるようにと50人分、6種類のパウンドケーキ。
1人は熊本出身の僕のためにくまモンのデコレーションケーキ。
どちらも、クオリティが高過ぎて…めちゃくちゃ美味しかった。どこのお店に頼むよりも最高でした。



最後のコンテンツは、僕の人生プレゼン。
この日は会場内は終始盛り上がっており、収拾がつかないほどだったので誰も話きいてくれないんじゃ…とも思いました。しかし、プレゼンになるとみんな話をやめ、僕のプレゼンを聞いてくれました。勝手に僕の人生を振り返り、このSUGI FESにかける想いを伝えました。

最後に参加者の皆さんに感謝と、これからも付き合っていってくださいと伝えました。
集合写真を撮りSUGI FESは幕を閉じました。




3時間半を超す出来事でした。一瞬でした。あんなに短い3時間半はこれまであっただろうかと思う程に。人生で一番幸せな時間だったかもしれません。

参加した人達から嬉しい言葉を沢山いただきました。
「人生で一番楽しい日だった」
「自分のための会かと錯覚するほど楽しかった」
「憧れの人です!」
「新しい友達ができて超楽しかった」
「大人数は好きじゃないんだけど、めちゃくちゃ楽しい!」
「プレゼンを聞きながら感動した」
「こんなに楽しい飲み会ははじめて」
「宮崎に来てくれてありがとう」
等々…他にも僕にとって幸せな言葉をみんなが沢山沢山かけてくれました。





当日来てくれた人達の中には、
この日のために前の日までに仕事を終わらせた人。
バイトが中々変わってもらえず最後まで頑張って変わってもらった人。
石川県からヒッチハイクで来た人。笑笑
みんな一人一人、それぞれの大事な時間を杉本のために空けてくれました。それだけで感謝の気持ちが止まりません。






SUGI FESを終え。
僕の幸せはここにあるなと確信しました。
僕の幸せは「会いたい人に会えること」。会いたい人達が自分のためにこれだけ集まってくれる宮崎という場所は僕の幸せがつまった場所です。
ある友人たちが話していたそうです。
「きょうすけが凄いわけじゃないよね」
その通りなんです。これはこの友人も悪いことを言っているのではないです。僕は何も凄くない。むしろ、多分1人じゃ何もできないです。だからみんなが助けてくれるんです。助けてくれるみんなが凄いということ。





振り返ると幸せなことが多過ぎてまだまだ書き足らないことばかりです。
本当に沢山の沢山の幸せを感じる事ができました。
1人で誕生日会やります!って言った時には、想像もしてなかったことが沢山。「やりたいことをやること」を体現する!身を持って実感しました。テーマの1つである「想像を超えた会」がそこにありました。誰も想像できなかった空間を僕は、大好きな人達と創り上げることができました。

あー、言葉が、文字が止まらない。
まだまだまだまだ色んなことが。笑

あの空間は本当に凄かった。その場にいた人しか分からない。
是非、周りに参加した人がいたら感想を聞いてみて下さい。




僕はその日世界で一番幸せだったかもしれません。
こんな僕をこれからもよろしくお願いします。

杉本恭佑